BNIと守成クラブの違い|会の目的・会合の形・紹介の仕組みで比べる
BNIと守成クラブは、どちらも経営者どうしがつながる会ですが、会の目的、会合の頻度と形、紹介の考え方に違いがあります。各団体の公式サイトの説明をもとにすると、BNIは毎週のチャプターミーティングでリファーラルを持ち寄る仕組み、守成クラブは月1回の例会で自社PRと商談を行う仕組みと整理できます。
BNIと守成クラブの違いを見るときの4つの視点
BNIと守成クラブは、どちらも経営者や事業主が集まり、ビジネスのつながりをつくる会です。ただ、仕組みはそれぞれ違います。この記事では、各団体の公式サイトで説明されている内容をもとに、次の4つの視点で違いを整理します。
- 会の目的と成り立ち
- 会合の頻度と形
- 紹介の考え方
- 入会・参加の決まり
どちらが良い・悪いという話ではありません。自分の仕事の進め方や時間の使い方に合うかを考えるための材料として読んでください。
会の目的と成り立ちの違い
BNI
BNIは、1985年にアイヴァン・マイズナー博士がアメリカで創立した団体です。公式サイトでは、ミッションを「メンバーがビジネスを増やすのを助けること」としています。理念は「Givers Gain(与える者は与えられる)」で、人のために動くことが、めぐりめぐって自分に返ってくるという考え方です。リファーラル(紹介)をマーケティングとして実践する「リファーラルマーケティング」に取り組む組織と説明されています。
守成クラブ
守成クラブは、2002年4月に伊藤小一氏が創設し、株式会社日本商工振興会が運営する会です。名前は「創業は易し、守成なり難し」という言葉から来ています。公式サイトでは、中小企業の経営者による会員制で、本音で自社をPRし、互いに実利に徹して売上を伸ばすことを第一の目的としていると説明されています。
会合の頻度と形の違い:毎週のチャプターミーティングと月1回の例会
BNI
- 活動の単位は「チャプター」と呼ばれるグループです。
- チャプターごとに、毎週ビジネスミーティング(チャプターミーティング)を行います。
- ミーティングの進め方は、体系的に組み立てられたアジェンダに沿って進むと説明されています。
- 対面のミーティングと、オンラインのミーティングがあります。
守成クラブ
- 活動の中心は、月1回開かれる例会「仕事バンバンプラザ」です。
- 例会は、名刺交換会、車座(テーブル)商談会、商談懇親会で構成されると紹介されています。
- 例会は会場ごとに開かれ、正会員は全国どの会場の例会にも参加できると案内されています。
毎週集まる会と、月に1回集まる会では、1か月に使う時間の配分が変わります。参加を考えるときは、会合の時間だけでなく、準備や会合以外で会う時間も含めて考えておくと安心です。
紹介の考え方の違い:毎週リファーラルを持ち寄る仕組みと、例会で商談を行う仕組み
BNI
公式サイトでは、チャプターのメンバーがお互いのために毎週リファーラルを持ち寄ると説明されています。ひとつの専門分野につき、メンバーは1人だけ参加できる決まりです。メンバー同士が1対1で話す「1to1」は、BNIジャパンの公式ブログで、信頼関係を築き、質の高いリファーラルを交わすために欠かせないものと位置づけられています。BNIで紹介を増やす動き方は「BNIのリファーラルで紹介を増やす方法」でまとめています。
守成クラブ
公式サイトでは、会員どうしが力を合わせて互いのマーケットを広げ、実利に徹した商談を積極的に行う会と説明されています。例会の中に、名刺交換と、テーブルでの自社PR、懇親の場での商談が組み込まれているのが特徴です。例会での動き方は「守成クラブで紹介と商談を広げるコツ」でまとめています。
公式サイトの説明をもとに整理すると、BNIはメンバーが紹介を出し合う仕組みが活動の中心にあり、守成クラブは例会の中で自社PRと商談を行う場が活動の中心にある、と言えます。
入会・参加の決まりの違い
- BNI:公式サイトでは、チャプターミーティングの見学は2回まで可能と案内されています。メンバーがビジターをミーティングに招待することもあります。継続的な参加にあたっては、信用審査や面接を行うと説明されています。
- 守成クラブ:公式サイトでは、入会には紹介者(正会員・準会員)の推薦が必要とされています。ゲストとしての体験参加は原則1回までで、正会員・準会員の紹介が必要と案内されています。
費用や細かな手続きは、BNIはチャプターごと、守成クラブは地区や会場ごとに異なることがあります。入会を考えるときは、参加したいチャプターや会場の窓口に確認してください。
自分に合う会を考えるときの確認ポイント
違いが分かったら、次の点を自分の状況にあてはめて考えます。
- 時間:毎週の会合と、月1回の会合のどちらが、いまの仕事の予定に組み込みやすいか
- 紹介の進め方:毎週の会合で紹介を出し合う形と、月1回の例会で名刺交換や商談を行う形の、どちらが自分の仕事の進め方に合うか
- 実際の雰囲気:見学やゲスト参加で、会合の様子を自分の目で確かめたか
特定の会に限らず、参加する目的から会を選ぶ手順は「異業種交流会の選び方」でまとめています。すでに複数の会に入っている、または入ろうとしている場合は、会ごとに紹介と時間を分けて管理すると混乱を防げます。管理のしかたは「交流会の掛け持ちで紹介を管理する方法」で解説しています。
まとめ
BNIと守成クラブは、会の目的、会合の頻度と形、紹介の考え方、入会・参加の決まりに違いがあります。BNIは毎週のチャプターミーティングで、1専門分野1名のメンバーがリファーラルを持ち寄る仕組みです。守成クラブは月1回の例会「仕事バンバンプラザ」で、名刺交換と自社PR、商談を行う仕組みです。どちらが合うかは、自分の時間の使い方と紹介の進め方によって変わります。見学やゲスト参加で確かめてから考えましょう。
※ 当社は、記事で取り上げた団体とは関係がありません。会の仕組みや決まりは変わることがあるため、最新の情報は各団体の公式サイトでご確認ください。