サーチコンソールの使い方の基本|登録から見ておきたいレポートまで

Google Search Console(サーチコンソール)は、自社のサイトがGoogle検索でどう見えているかを確認できる、Googleの無料のサービスです。使い方の基本は、サイトを登録し、「検索パフォーマンス」「ページ インデックス登録」「セキュリティの問題」の3つのレポートを見て、サイトマップを送信することです。この記事では、それぞれの見方を順番にまとめます。

サーチコンソールの使い方の基本と、サイトの登録(所有権の確認)

Google Search Console(以下、サーチコンソール)では、自社のサイトが検索でどれくらい表示され、どれくらいクリックされているかを確認できます。検索に載っていないページや、サイトの問題の知らせも見られます。

はじめて使うときは、次の順番で進めます。

  1. サイトを登録して、所有権を確認する
  2. 左のメニューの「検索パフォーマンス」(中の「検索結果」)で、検索からの訪問のようすを見る
  3. 左のメニューの「インデックス作成」の中の「ページ」(レポート名は「ページ インデックス登録」)で、検索に載っているページを確かめる
  4. 「セキュリティの問題」で、問題が出ていないかを見る
  5. サイトマップを送信する

メニューの名前や場所など、画面の表示は変わることがあります。

サイトの登録は、「プロパティ」を追加する形で行います。プロパティとは、サーチコンソールで管理するサイトの単位のことです。画面上部のプロパティの選択欄から「プロパティを追加」を選び、種類を選びます。

  • ドメイン プロパティ:「〇〇.co.jp」のように、ドメイン全体をまとめて登録します。所有権の確認は、ドメインの設定(DNSレコード)で行います。
  • URL プレフィックス プロパティ:「https://〜」から始まる、指定したURL以下を登録します。確認の方法は、HTMLファイルのアップロードや、HTMLタグの追加などから選べます。

所有権の確認とは、そのサイトの持ち主であることを証明する手続きです。確認のために置いたファイルや設定は、確認が終わったあとも消さずに残しておきましょう。消すと、確認されていない状態に戻ることがあります。

なお、登録した直後は、データが表示されないことがあります。新しく追加したサイトでは、データが出るまでに最長で1週間ほどかかることがあると案内されています。

「検索パフォーマンス」でクリック数・表示回数・検索語句を見る

「検索パフォーマンス」のレポートでは、Google検索からの訪問のようすが分かります。主に見る数字は、次の4つです。

  • クリック数:検索結果から、サイトがクリックされた回数
  • インプレッション数:検索結果に、サイトが表示された回数
  • CTR(クリック率):表示されたうち、クリックされた割合
  • 平均掲載順位:検索結果で表示された、おおよその順位

グラフの下の表では、「クエリ」「ページ」「国」「デバイス」などに分けて見られます。クエリとは、検索するときに入力された言葉のことです。

はじめは、次のような見方がおすすめです。

  • どんな言葉で検索されて、サイトが表示されているか
  • どのページが、よくクリックされているか
  • 表示は多いのにクリックが少ないページはないか

表示は多いのにクリックが少ないページは、ページのタイトルや説明文を見直すきっかけになります。期間を切り替えて、前の月や前の年と比べてみるのも参考になります。

「ページ インデックス登録」で、検索に載っているページを確かめる

インデックス登録とは、Googleがページを読み取り、検索結果に表示できる状態にすることです。「ページ インデックス登録」のレポートでは、サイトのページが「登録済み」と「未登録」に分けて表示されます。

未登録のページには、理由が表示されます。たとえば、ページが見つからなかった(404)ものや、「noindex」という、検索に載せない指定があるものなどです。

ただし、サイトのすべてのページが登録されるわけではありません。内容が重なっているページなどは、未登録でも問題ないことがあります。大切なのは、サービスの紹介やお問い合わせなど、検索で見つけてほしいページが登録されているかどうかです。

特定のページを調べたいときは、画面上部の検索欄にそのページのURLを入力します。「URL 検査」ツールで、登録の状態を確認できます。新しく公開したページや、内容を大きく直したページは、「インデックス登録をリクエスト」でGoogleに知らせることもできます。ただし、リクエストしても、検索に表示されるとは限りません。

WordPressの場合は、「設定」→「表示設定」にある「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っていないかも確認しましょう。サイトを作っている途中にチェックを入れたまま、公開後も外し忘れていることがあります。

「セキュリティの問題」で、サイトに問題が出ていないかを見る

「セキュリティの問題」のレポートでは、Googleがサイトに問題を見つけたときに、その内容が表示されます。たとえば、サイトが第三者に書き換えられている場合や、訪問した人に害がおよぶおそれのある動きが見つかった場合です。

問題がなければ、緑色のチェックマークとメッセージが表示されます。ふだんは、ときどき開いて、この表示を確かめておけば十分です。

もし問題が表示されたら、説明を開いて内容を確認します。サイトを直したあとは、このレポートから「審査をリクエスト」を選び、Googleに確認を依頼します。直し方が分からないときは、管理を任せている会社やサーバー会社に相談してください。サイトの書き換えを疑ったときの初動は、「改ざんを疑ったときに最初にやること」にまとめています。

サイトマップを送信して、ページの一覧を伝える

サイトマップとは、サイトにあるページの一覧を、検索エンジン向けにまとめたファイルです。送信しておくと、Googleにサイトのページを伝えやすくなります。

WordPressでは、バージョン5.5から、サイトマップが自動で作られるようになりました。通常は、サイトのアドレスの後ろに「/wp-sitemap.xml」をつけたURLで確認できます。なお、「設定」→「表示設定」で「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っていると、このサイトマップは表示されません。プラグインによっては、別の名前のサイトマップを作るものもあるため、どれを使っているかを確認しておきましょう。

送信は、次の手順で行います。

  1. サイトマップのURLをブラウザで開き、表示されることを確かめる
  2. サーチコンソールの「サイトマップ」のレポートを開く
  3. 「新しいサイトマップの追加」の欄にURLを入力して送信する
  4. ステータスが「成功」になっているかを確認する

なお、サイトマップを送信しても、載っているすべてのページが読み取られるとは限りません。送信したあとも、ページのインデックス登録の状態をときどき確認しましょう。

よくある質問

サーチコンソールに登録すると、検索順位が上がりますか?
登録だけで順位が上がるものではありません。検索でのサイトのようすを確認し、改善のきっかけを見つけるためのサービスです。

制作会社が登録しているかもしれません。どうすればいいですか?
すでに登録されている場合は、所有者から「設定」→「ユーザーと権限」で、自社のアカウントを追加してもらう方法があります。できれば自社にも「所有者」の権限をもらっておくと、制作会社と連絡が取りにくくなったときも安心です。まずは制作会社に確認してみましょう。

まとめ

サーチコンソールの使い方の基本は、サイトを登録して所有権を確認し、「検索パフォーマンス」「ページ インデックス登録」「セキュリティの問題」の3つのレポートを見て、サイトマップを送信することです。はじめは月に1回など頻度を決めて、同じ場所を見る習慣をつけると、変化に気づきやすくなります。見つからなかったページの直し方は「リンク切れの確認方法と直し方」も参考にしてください。

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