交流会の紹介を「出した・もらった」で記録する方法|残しておきたい6つの項目
交流会に入って紹介のやり取りが始まると、「誰に誰を紹介したか」「誰から紹介をもらったか」をすぐに忘れてしまいます。この記事では、紹介を「出した・もらった」で記録するときに残しておきたい項目と、記録を成果につなげる振り返り方をまとめます。
なぜ紹介を記録するのか
交流会や紹介コミュニティでは、毎週のように紹介のやり取りが生まれます。記録がないと、次のようなことが起きます。
- 紹介をもらった相手に、その後どうなったかを報告し忘れる
- 自分が出した紹介がどうなったか分からず、相手に聞きにくい
- 会費と時間をかけている会が、どれだけ売上につながっているか答えられない
記録は、紹介者への礼儀を守るためでもあり、自分の時間とお金の使い方を判断するためでもあります。
残しておきたい6つの項目
紹介は「1件=1行」で記録します。最低限、次の6つがあれば十分です。
- 日付:紹介の約束をした日、またはつないだ日
- 紹介元:紹介してくれた人(自分が出した場合は自分)
- 紹介先:紹介された人(自分が出した場合は相手が会う人)
- 種類:「出した」「もらった」「お礼(サンキュー)」のどれか
- 状態:いまどの段階にあるか(次の章で説明します)
- 結果:成約したかどうかと、その金額
加えて、どの会で生まれた紹介か(流入元)を付けておくと、会ごとの振り返りができるようになります。
紹介の「状態」を決めておく
紹介は、約束しただけで止まってしまうことがよくあります。状態を段階で決めておくと、止まっている紹介に気づけます。たとえば次のような段階です。
- 約束:紹介すると約束した
- 連絡中:紹介先に連絡を取り、つなぐ調整をしている
- 合意:両者が会うことになった
- 成約・利用:商談がまとまった、またはサービスを利用した
週に一度、「約束」や「連絡中」のまま止まっている行がないかを見るだけで、紹介の取りこぼしが減ります。
月に一度の振り返りで見る数字
記録がたまってきたら、月に一度、次の数字を会ごと(流入元ごと)に並べてみます。
- 紹介の件数:出した件数・もらった件数
- 受注件数と受注金額:その会から生まれた紹介のうち、成約したもの
- 成約率:受注件数 ÷ 案件になった件数
- 紹介1件あたりの受注金額:受注金額 ÷ もらった紹介の件数
こうして並べると、「件数は多いが成約しにくい会」「件数は少ないが1件が大きい会」のように、会ごとの特徴が見えてきます。続ける会、関わり方を変える会を判断する材料になります。
Excel で始める場合の列の例
まずは Excel やスプレッドシートで始めても構いません。1行目に次のような列を作ります。
| 列 | 入れる内容の例 |
|---|---|
| 日付 | 2026/10/1 |
| 流入元 | A交流会/B会/紹介(その他) |
| 種類 | 出した/もらった/お礼 |
| 紹介元 | 紹介してくれた人の名前 |
| 紹介先 | 紹介された人の名前 |
| 状態 | 約束/連絡中/合意/成約 |
| 金額 | 成約した場合の受注金額 |
| メモ | 次にやること、報告済みかどうか |
「種類」「状態」「流入元」は、入力のたびに言葉がぶれないよう、リストから選ぶ形にしておくと集計が楽になります。
記録を続けるコツ
- 交流会の帰りに入れる:その日のうちに入れないと、ほぼ確実に忘れます。
- 完璧を目指さない:金額やメモは後から埋めれば十分です。まず日付・紹介元・紹介先の3つだけでも残します。
- 報告とセットにする:状態を更新したら、紹介者に一言報告する。記録が報告のきっかけになります。
紹介の件数が増え、案件や請求ともつなげたくなってきたら、Excel では管理しきれなくなる場面が出てきます。どんな場面で限界が来るかは「紹介営業の管理をExcelでやると限界が来る5つの場面」で解説しています。